連想はフレッド・アステア
マイケル・ジャクソンと聞いて、何を連想しますか。
普通だったら彼の曲とか「スリラー」のダンスとか、ムーンウォークとか。
ひねくれもののアタクシは、ダンスの神様「フレッド・アステア」なんですね。詳細は、まぁ「フレッド・アステア」で検索してみていただければ、アタクシのへたくそな紹介なんかよりずっとずっと◎でございます。
アタクシが年寄りだと言っても、流石に映画「足長おじさん」等を初上映で観ているわけではございません。私が幼少のころには既に、ハリウッドのミュージカル時代は終焉しており、テレビでなつかしのミュージカルの名シーン集が流れるのを観てアステアの存在を知ったのです。
雑誌「ぴあ」でアステア映画が上映される映画館を探して、お昼ごはんを節約して映画を観たものです。アタクシの地味な青春ですわ。
優雅なタップで有名でしたが、演技も渋くて「タワーリング・インフェルノ」では温厚な人を騙すのがへたくそな詐欺師を演じていらっしゃいました。お相手がジェニファー・ジョーンズ。「終着駅」の女優さんで、お二人のショットはとても優雅でした。
マイケル・ジャクソンが一世を風靡しているときに、日経新聞だか朝日新聞の片隅に「マイケル・ジャクソンがフレッド・アステアに仕事を依頼したが、年齢を理由に断った」という小さな記事を見つけ、小躍りしたものです。あの、マイケル・ジャクソンも認めているのよ! なんて素敵なアステア! ってなかんじで。
80過ぎたフレッド・アステアがムーンウォークをマスターしたなんていうのも、アタクシにとってはとってもうれしいエピソードなんです。
にしても、世の中は便利になりました。
あのシーンが観たい! と思った部分が結構YouTubeで観られるんですから。
ほら! 「足ながおじさん」!
そして不思議なものも発見しちゃいました。得した気分です。