読了『自助論』

 『amazon:自助論』(サミュエル スマイルズ著、 竹内 均翻訳 三笠書店)
 私が購入した本を正確にamazonで引くには『amazon:スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫』というタイトルになるのだけれど、「知的生きかた文庫」とか「名著」とかつけるといやらしく感じる。
 GWからいい加減、だらだらと開いたり閉じたりしていた本で、昔から言われているありきたりの正論が書かれている。が、やはりこういう「正論」は時折、きちんと触れておかないと私のような自堕落な人間は腐り易い。

 勝間和代氏が推薦する本の1冊なんだそうだが、勝間氏より「福澤諭吉の『学問のすすめ』と並んで読まれたという明治の大ベストセラー『西国立志編』の現代語訳版」という部分に惹かれて読んだ。
 志を忘れて、社会に生きるのは人として恥ずべきこと、という若い頃の思いを新たにさせてくれた。


 逆に、これを読めば勝間本の3分の2は読まなくてもいいんじゃないかと思った。